田舎の話|蓮華畑の思い出

2022年4月の東京阿佐ヶ谷のご近所の蓮華

 東京のうちの近所は花好きな人が多くて、手入れした花壇とか、お花の鉢とか庭木で、年中なにか楽しめる感じになっています。

 こないだ、近所のコンビニに買い物に行った際に、見つけた蓮華。プランターで蓮華を育てるお宅がありました。
「へぇ~、蓮華か~」

 この時期の、私の蓮華体験と言えば、実家の田んぼの蓮華畑でした。
 私が小学生のころの実家の田んぼは、蓮華が咲くまで田んぼを耕すのを待って、蓮華が終わってから耕して水をひいて苗を植えていました。

 田んぼ一面、蓮華でピンクです。全面ピンクは見てるだけで気分が上がります。それで、ピンクの上にゴロゴロ寝転ぶ。晴れの日は、抜けるような青空を感じながら、全身で春を感じてたように思います。

 当時の私といえば、裏山の木に登ってぼーっとしたりしたりしてたかな。

 下記は、田舎の春を描いたもの。
 開花時期は、桜と蓮華とでははずれてますが、春といえばということで……。

”SORA NO INAKA spring 2015(紙・パステル・水彩) HARUKO FUJITA