2021年12月

日々雑記|人に聞かせるつもりじゃない歌が、ただ響いている 福祉バス内での彼女の声

「じいちゃん、じいちゃん」送迎バスの助手席が指定席の小学生の男の子が、運転手さんに向かって言いました。「は~い」

日々雑記|絵描きの描く絵には意味がある とある女の子のお話

 それであるとき、ふと思いついて私の絵を飾ってもらっていたんです。たまたま隣り合わせた、鍼灸師の紳士がその絵をじぃーっと見つめています。店主の話では、他のお客さんの中でも同じように、ときどき絵をじぃーっと眺めている人がいるんだそうです。  私が描き手だと紹介されまして、氏との話が始まりました。

日々雑記|深夜のお父さんドライバーに出会った日は、寒い夜だった

聞くとココの代行の受付時間は深夜2時まで。時間ぎりぎりでお客さんが乗り込んできて、随分遠くまで車を走らせることもあるそうです。私の車の運転席は代行さんにまかせて、私は助手席でふわんと酔った頭で代行ドライバーの話をしばらく聞いていました。 「実は、昼も仕事をしていて……」 それは大変だ。いつもですか? 「この時期のバイト代は子供にクリスマスのプレゼントを準備するのに使うんです」

日々徒然|痛みを忘れる音がある…小児麻痺の女の子と鈴とスキャット

痛みを忘れる音がある。楽器の共鳴音の中に。 13の時時計が頭に落ちて頸椎3番4番を痛め、成長期前だったので背骨が湾曲。一部内に入っている。痛みの一時退去先として、生音の反響音を利用していたのだけど。それ鈴でやってる小児麻痺の女の子がいて、聴いたらハッとしてた。