速さを求めるかそうでないか。乗り鉄の世界。

2021年5月5日の東京某所の夕方

若さがあるからできること……

 東京九段下のサロンにいるお客様の息子さん(17)が、この春に、東京~下関を青春18きっぷを利用して移動したよう。目標は、下関と門司港の間の、山口県と福岡県の県境が示してあってまたげる場所で、写真を撮って帰るとのことだそう。下関も門司間は、関門トンネルでつながっていて、「関門トンネル人道」は自転車も通ることができるし歩行もできます。その間に山口県と福岡県の県境が示してあってまたげる場所があります。

 東京にいて、そんな奇特な若者がいたかと、当方、山口県出身者につき、やはり西日本出身者特有の「世話焼き」姉の地が出るワケです。
 とりえあず、(ネタとして)下関に行っては「ふぐ天うどん」を食えとか、唐戸市場に行って来いとか、ちょうど新山口あたりについたようだったので、むさくるしいまでに(笑)参考URLをお母さんに連絡。
 個人的には当たり前だったけど、高校生の彼には救世主だったようです。

 お客様はお母さんで、息子さんは高校生だけど、この歴史の教科書に載りそうなコロナ禍で文化祭も修学旅行もないようで、青春時代を迎えるというのは、何とも言えない気分になります。それで、突然春休み中に、青春18きっぷで旅に出ると言い出したそうで。たぶん、これは心配だけど、そっと送り出して正解なやつだと思います。
 実際には、熊本まで言っていたようだけど、どうんな道程だったんだろう。たぶん、下記かな。

https://youtu.be/YVLhlDMFQ1c

乗り鉄のYouTube市場

 調べると、YouTube市場に乗り鉄というジャンルがあるんですよね。知らなかったです。
 どうも、上記のYouTubeの彼「謎のちゃんねる」さんは、静岡県民の大学生のようだけど、結構移動をするだけでも見ちゃう。それにしても、鉄の皆さんは、データ量が多いからかもしれないけど、しゃべりから頭の良さも垣間見えるわけで。
 あとは、「スーツ交通」さん。こちらも大学生。IQの高さが垣間見れるけど、実は高校卒業(しかも運輸科)後、JR東日本に就職しようと思って受けたけど落ちて、横浜国立大学経営学部に入学。大学生活期に動画スタートと相成るわけだけど、あふれ出す鉄道愛がなんとも言えません。(そういえば、私の周りのIQ高い人って、いったんはブルーカラー目指す傾向があるように思います)

  銚子電鉄の一日だけ黒字にしてみたエピソードは、経営+鉄道愛が詰まった一本だと思います。
 とはいえ、思えば、私の世代が大学生だったころというのは、動画を撮ることとかインターネットとか登場するかしないか良く分からない時代で、今や、動画を撮ったり編集したりするのもスマホでできるし、YouTubeは彼らの強力な収入源にもなるしなぁ、と思うと。本当に、時代は変わりました。

 スーツくんは、日本だけでなく海外の鉄道も、鉄道以外の飛行機や夜行バスなどにも乗ります。博多から東京までの夜行バスにも乗っていました。福岡の「西鉄バスが強い」とは噂では知っていますけど、見てみると想像以上でした。

 夜行バスといえば、私も以前は良く利用していました。
 私の道程ですと、新宿バスタから広島まで、広島から高速バスで我が家のそばまで走るのがメインでした。
 今帰るのは、飛行機が多いのですが、飛行機の場合、ドドドピューシュバーで目的地についちゃいます。(途中、乱気流とかがなければ……)バスの場合はゆっくりなので、途中、思わぬSAなどに寄ることができて、土地の色が違うのがちょこっと面白いのですよね。
 夜行バスで4列はさすがにつらいのですが、3列は上記動画のように、結構いけます。
 YouTubeでも眺めているだけで、そんな情感も伝わってくるわけです。

一度はやってみたい日本縦断

 とことで、社会人でこれをやってる人がいないかと探すと、ビジネスマンの方がいて。(たしか山口にいるころに、セミナーを聴いたことがあります。。。)出張出張先までの道程をいかに楽しみながら行って帰って、撮って伝えてる方がいらっしゃいました。

 ゴールデンウィーク、最終日のもはや夜なのですが、今度はこんな旅もいいかな、とか見るだけでもありかもしれませんね。

 青春18きっぷで、152時間6日間で日本縦断……。1時間55分とな……。
 挿絵を一枚仕上げるのと、どちらが早いかと思って流して見てたら、思いのほか面白いので、分けてしっかり見ることになるワケですが……。