穀菜食|私が一般食を捨てたワケ・08|食べ物への意識を噛んで変える



1.周辺状況 2008年、春

「何千人か、何万人かの奇病ならともかく……」

アパート前のミモザ。
黄色があでやかだった……

「何千人か、何万人かの奇病ならともかく……」

 一応何かあってはいけないので会社の現状報告はしていましたが、当時の上司からはそのように言われていました。まぁそれはそうだろう、と思っていました。私の状況は、ずっと健康であった人にはまるで理解はできないでしょうし、逆に障碍者手帳を持っている障碍側から見てもまず理解されませんからね(笑)。

 意外と即座に理解した方といえば、なぜだか医療関係者という……「この方は、どこにも属さず長い間苦労されている」と、ベテランの看護師さんでしたが。それでも、自分自身の身体からは逃げることはできないワケです。

 それはさておき、病を越しても仕事する理由が、こちらも、はっきりと解説できる日本語力をまだ持ち合わせていない状況でしたね。当時、格好の話相手としては、観葉植物でした。

植物の植え替え 2008年3月末

春の雨は、だらだらしています。
このだらだらが、春のまどろみに合って、だらだらに追い討ちをかけています。 植物たちには恵みの雨。 植え替えとか、種まきとか、時期かなぁ(モノにもよるけど)。暖かさが平坦になるし。

無印良品で買った観葉植物の寄せ植えは、両方が大きくなったので、分離。植えなおしました。

葉っぱの先が元気なかったり、枯れたりするのは、根っこが原因みたいですね。ひっくり返して調べたら、隣の植物に干渉して根っこが絡まってました。
葉っぱの出てる分、根っこがあるわけだから、根っこの伸びる分の確保をしてあげないといけないわけで、それを思うと、早く植え替えてあげれば良かったなぁ、と思います。

なんか安心してるよね、ちょっとだけ、君たち。
なんて思いながら、見えないところって大事なのだと再確認しました。

2008年03月30日 mixi日記「 こんな雨の日は…。 」

2.望診と陰陽五行を考える

望診と陰陽五行

 マクロビオティック、正食、食養生では、望診法というやり方で体の中を診ます。最近では、認知も広くなってきました。顔の吹き出物の位置、色、形などで、内臓のどこか問題なのかを見ます。もちろん顔だけでなく、手、足、舌のようすなどでも内臓の不調を診ることができます。不調をどうにかしたいのが人です。

その後お世話になる「眞天庵」の須永和尚のブログ

 肝臓・脾臓は繋がっていて、心臓・小腸は繋がっていて、 胃・膵臓は繋がっていて、肺・大腸は繋がっていて腎臓・膀胱・子宮・乳房、群があります。 この繋がり感は、私は鍼灸でなるほど確かにな、と思いました。

 それで、この問題をどうしようかというのが、陰陽五行で見る食べ物ですね。
 
 ここから、体の問題のあるところなどの食べるものを合わせていきます。日頃は、このバランスをもって、食べていきます。色を合わせるやり方、それから、海から山のものをすべて入れるやり方と様々あります。そして、陰陽と偏った体を中庸にするのが目的です。

参照:リママクロビオティックさんより

 ただ、一般書籍に載ってるのって「売れる情報」で、後は季節のメニューくらいです。とてもじゃないが、治病目的の私には間に合いそうにない……。私、体質をガラッと変えたいんです。やっとマクロビをおしゃれとして扱うカフェが地味に出てきた田舎町、調べれば専門家はいるようだけど、探してもとてもいません。それで多数本を購入し、横に情報を広げてそこから私が目的とする「体温を上げる」中心点を探します。

 まずは私たち、食べないと体を成長させていかないと保てないシステムがありますから。
 そして、生まれた場所やご先祖様から受け継いだDNAから、身体というハード面で、栄養の取入れが困難な面、容易な面とありますしね。大人の頭の教育上の理論は、時として、地球上の生命体としては相反するする部分もありますからね。

マクロビオティックは完全菜食ではない

 今やヴィーガンが騒動を起こる時代になり、菜食者が注目を浴びることもあります。あきらかに一部ファッションです。

 ですが正直なところ、個人的には菜食だろうが肉食だろうがどっちでも良いと思います(笑)。感謝で命をいただくのに、植物も動物もないからです。

 さて、マクロビオティックは「玄米菜食」だと訳されるのですが、「完全菜食」ではありません。もともとは、マクロビオティックのメニューの中にはお魚や、貝類、肉もあります、使ったりします。感覚的には、ひと月に一日くらい、お魚やお肉はあって良いのです。それで、完全菜食でないため当時の私にはとりつきやすかったというのもあります(中医の方向でも、養生に動物性のものを使います)。玄米には少し気を付けないといけない点があるのですが、それはおいおいお話するとします。

 最初はまだ半信半疑ですが、行動だけは真剣にトライをしてみた最初のマクロビ体験でした。

3.身体状況と実施状況 2008年、春

第一の排毒。162cm、42㎏

 マクロビを取り入れて一番目の排毒。いろいろとネット上の経験者や言うところでは「古い脂肪が全部落ちていく」を経験していきました。
 まず、朝は人参リンゴジュースで、固形物を食べずに軽い断食状態を作って、内臓を休ませます。
 そういえば「断食」でも、糖が吸収されなくなって時間が過ぎると、古い脂肪から「ケトン体」を作り出してエネルギーを作りだすことが分かっています。ケトン体は脳の栄養にもなり、α波をうながす作用があります。毎日ちょっとでも、効果が高くなるようです。

 それでなくても何か、私は「入れ替える」ようになっていたのでしょうかね。この時を印象強く思うのは、1.脂を入れ替える、次に、2.塩を入れ替える、3.水を入れ替える、この三点に尽きると思います。

 私の身長は、162㎝。体重が面白いように落ちていき42㎏台まで落ちてきました。一番痩せてる時にたまたま免許の更新がありましたので、記念撮影になるな、とか思いました。

 当時の私の仕事で、カメラを持って出る業務というのが月に一度か二度かありました。技術的向上には、とても回数が向上に間に合わないのを、この場合は頭でクリアしようとしていましがが……。この時期に、きちんとENGカメラで撮影には出てますね。業務として降られますから。「機器を使えない人間は、追い出せ」という、一種のパワハラなんでしょうが、残念なことに私には効果がほぼないのでね。
 だいたい力まかせなタイプというのは考え方が二元的なステレオタイプが多く「いい年なのに結婚しないから、可哀そうだ」とか、余計な気を遣うんですよね。(ちなみに組織内で地位を上げていく上では良い事で、かつ本人の属性と合ってると良く業績はのびはします。)

 さておき、力仕事も支える筋肉そのものがなくなっているので、骨にじかに来る感じがしました。かなり、痺れますね。頭は常に次に課題があるので早々につらいことを忘れるんですが、心臓が凍って体に残るのはこのあたりです。
 パブリシティの仕事の簡単な物撮り的な撮影で、三脚を営業さんに持ってもらってて 、三脚にENGカメラを据えれば白を取り(ホワイトバランス)、ゲイン確認してピント合わせたら後はRECボタンを押すだけですから。
 残念ながら痛みのリミッターは、灸治療と日常生活で無くしていましたので、終わりよければすべてよし、というところですね。当時カメラを持つ私の中のキーワードは、「子供よりは軽い」でした

マクロビオティックもどきを始めて、3ヶ月目。
 
始める前は、ぼこぼこだった肌が収まってました。気持ちも治まってきて、自分でもブログ内容の方向性が変わってきたように感じます。 
 
落ち着くと同時に、本来の素の自分の姿というのが、良く見えます。とはいえ、根っこは変わらないわけでね。やっぱり「作り手」でした。 (歌を再開するまでの体力が戻ってくるのは、まだしばらくかかりますが)

自分は一口、何回噛むだろう…

 食材を確かめるかのように、食べることで体を変えようとした当時の私は、日ごとの食べ物をしっかりと噛むことをします。目指すところは明確に「体を温めること」だったので、とにかく良く噛んで、これが体を温める物か冷やすものかをチェックしました。

 当時の目標は、1口50回。 

 ちなみにマクロビの本には、玄米は一口200回噛めと書いてあります。いつも食べてるサンドイッチのチーズとか、じーっと噛んでいくと不思議と工場の風景とか見えますからね(笑)。ちゃんとしたお野菜は、太陽の光とか感じます。

 食べているものを体に聴いて「理解する」ことを始めました 。

 「そば」と「うどん」と、体温を自分で感じてみたけど、やっぱりそうだった。「玄米」と「白米」では、玄米のほうが確かにあったかい。スパゲティも全粒粉のを使ってみる。 
 朝はジュース、時々飲む飲み物に生姜紅茶をセットしていました。
 最近の朝食は、ニンジン・リンゴジュース。 ニンジン2本、リンゴ一個。そんでキャベツをジューサーにかける。 出来上がると、軽くビアジョッキ一杯くらいになる。 両方、体をあたためる食材。 
 
 これでビタミンとかミネラルとかは充分に取れるらしい。 キャベツには肝臓にもガンにもいいらいしい。実際にそれを治療にあてている病院もあるらしい。 (不思議とキャベツを入れたい時と、入れたくない時がある) これで足りなければ、生姜紅茶。 
 
 ハチミツではなく最近は黒糖のかたまりを入れることにした。店頭で売ってる冬に固まらないハチミツは、糖分が加えられている可能性があるらしい(薬屋さん情報)。 黒糖は、鹿児島産か沖縄産が美味しいらしい(元料亭女将情報)。 ハチミツから黒糖(沖縄産)に変えたところ、胃腸が一気におさまった。 不思議なもので、これ一杯で何となく落ち着く。
 
 肉、牛乳、卵を、単純にとりあえず、断って3ヶ月。だったけど、昔から母の母乳すら吐い ていた私にとって、そもそも、それが良かったようです。
 お味噌汁の出汁は、昆布と椎茸で、これで十分です。イリコだしのお汁は、ちょっときつくなりました。
 
 もう、こないだ久しぶりに親子丼食べたら、痒みが出て仕方なかったし、今夜は歓迎会で、脂ばかりで大変。肉類は「陰陽」でいうと「陽性(引き締めモード)」。なんか体中が痒くなるし、精神的にもいらいらします。吹きでモノも一気に復活! 血~ぃ、吹いてますよマジで(肝臓で分解されてないんだろーなー…苦笑)。 
 帰って、大根おろしとにんじんおろしの「おろし和え」で中和したけれど、間に合わずこの時間。眠れないので、梅と醤油と番茶で「梅醤番茶」、というこれまた、中和なお茶を作ってようやく眠りにつけそうです。休日前じゃないと食べられないなぁ、みたいな。 
 大変ね、といわれるけど、昔の人はみんなそーだったわけで、ね。 

 「血~吹いてる」って言ってるのは、多分、吹き出物が崩れたんだと思いますね。

 脂が多いモノを食べた時は、大根おろしとかでリセットをする実験をしてます(笑)。当時はまだ3ヶ月しか気をつけてないのに、肉を食べたらやたらと、体が反応してました。なんか、テンションがブラック方向に盛り上がる傾向にあったんですよね。

好感触。減少したもの

 体重はガンガンに減っているものの身が軽くなったので、休みの日はバタンキューで動けなかったのに、このころから休みの日でも朝きちんと起きれるようになっていました。だんだん、体型も変わってきます。

 とはいえ、なんだか足のむくみが減りました。その後、靴のサイズが一つ下がります。あと、怪我の功名だけど、乳製品と卵ほとんど食べなくなったら、花粉症の症状ラクになりました。
 とりあえず、 前は下半身デブでO脚でと、ミニスカートとかいまいち恰好がつかなかったんですが……太もも付近がキレイに落ちて、「うっしっし、これで(足の形はともかく)ミニスカートがはけるようになった(笑)」と思っていました。

 この時の、ジーンズのサイズは25インチ。痩せた記念に買いました。ただ、残念ながら体調は心身ともコントロールが効かず、ありがたいことに一週間ほどお休みいただき、さらに食の精度を上げることにしました。

明日から休養です。もう、耳がダメ! 今日はモニター(収録中に音を確認すること)が厳しかったですね~(苦笑)。
とりあえず一週間。

コレでも、結構朝は起きれるようになってきたので、後は腹がしゃんとすれば…。
まだ、腹と腰にカイロ必須ですから。

仕事はほどほどに…!
ホントですね。

2008年04月16日 22:07 会社の先輩のコメントレス
2008年4月18日の晩御飯
・ゆかりふりかけの玄米ご飯
・野菜のお味噌汁
(たまねぎ・ニンジン・椎茸・春菊)
・ふろふき大根
・ほうれん草のおひたし
・きんぴらごぼう