君の名は…|実はならないけどナス科のツルハナナスさん

「にぎやかでいいわね」

 東京でも戦火を免れた西の方は、細かい区画が残っていて、古くからの戸建てのおうちも残っていて、区画が整備されてないまま。歩いていると、思わぬ方向に行って「しまった」と思う場合もあります。

  戸建ての古いおうちでは、そこの家の人がただただお花が大好きで、あれこれ作っている所もあります。

 その中で、ナス科のお花が植えてあるのが、ツルハナナス(蔓花茄子)。

 5月、6月と、楽しませてくれます。

 この写真のツルハナナスのお宅は自営業を営むお宅。いつもこの時期は私も楽しみにしえています。若いおかみさんがお花を世話しています。
 この正面は古くからの戸建てのお宅で(多分、会社員の方)いつもお花がいっぱい。人生の大先輩のおかみさんが作っています。

「にぎやかでいいわね」

と、大先輩のおかみさんが、たまたま居合わせた若いおかみさんに声かけ。

「いいえ、そちらも!」

 大先輩のおかみさんは、ちょうど水やりをしているところ。お花好きが一目で分かるプランターとか鉢の作り方で、1年中花が途切れることがありません。

「どちらも素敵だなぁ」と思う、近所の私。

 とある、のどかな住宅街の風景でした。

ナスのお花そっくり

 私の実家が農家なので、このお花を見ると「ナスの花そっくり」と思うのですが、やっぱりナスだったのかと(笑) 
 元は南アフリカとかブラジルのお花で、明治時代以降日本にやってきたそうです。ちなみに、ナス科のお花にはとげがあるそうですが、この花にはないよう。

花言葉:さみしがりや、微笑み、真実、大きな恵み