- 目次:
- 1.物質はすべて「プラズマ」
- 第四の形態
- 熱プラズマと非平衡プラズマ
- 2.体の中でプラズマと呼ぶところ
- 生命プラズマとは
- プラズマメンブレン(原型質膜)
- 3.教科書にもテストにも出ない、水素の正しい形
- 私たちの体の構成は6~7割水、その形は?
- 最小原子「H(水素)」の認識
- 分子内極性が仲間を引き付ける
1.物質はすべて「プラズマ」と呼ぶ
第四の形態
以前、ネットで「第四の形態、発見!」とかいう記事を見かけました。理科音痴もほどほどにしてほしいと思ったワケですが。おそらく、文系ライターが書いたものでしょう。
熱プラズマと非平衡プラズマ
気体でいるうちは、原子核に電子(e -)がとらわれている状態ですが、これにエネルギーを加え続けると、原子核の磁場が弱くなり電子(e-)が離れていきます。この状態が電離状態です。
太陽や核分裂など、熱エネルギーで温度上昇とともに電離が起こっているものを「熱プラズマ」と言います。だいたい6000℃から10000℃の世界です。
熱の上昇がなく電離状態になったものは「低温プラズマ」「非平衡(ひへいこう)プラズマ」と言います。
「低温(非平衡)プラズマ」には、蛍光灯があります。蛍光灯は、第四の形態を利用したものです。つまり、前述の「 第四の形態 、発見!」と書いた氏の頭の上には、(青空オフィスでない限り)煌々と「第四の形態」が輝いていたかと思うのです。
それから、空で輝くオーロラも 「低温(非平衡)プラズマ」の仲間になります。第四の形態です。蛍光灯もオーロラも光る原理は同じで、物質に電子(e-)がぶつかって発光しています。
2.体の中でプラズマと呼ぶところ
生命プラズマとは
熱プラズマの場合には、6,000℃から10,000℃と温度を上げないと、物質の電子が原子核の呪縛をはなれ、プラズマ運動とはならないのです。
しかし、体内では常温で卵子と精子が受精した瞬間に、電子の振動が起こるのです。この瞬間に、人の受精卵では薄紫色の発光現象と同時に、電子(e–)振動が始まります。非常に神秘的なことです。
これが、プラズマ療法扱う生命プラズマです。辞書では「生命の源」と言われているものもあり、非常に抽象的ですが、これは「非平衡プラズマ」で電子(e-)が自由に振動している状態を指します。亡くなると、 電子(e-)の振動はなくなります。
プラズマメンブレン(原形質膜)
細胞膜の一番内側に原形質膜という所で、電子(e-)の振動は確認できます。この原形質膜を英語で「プラズマメンブレン(プラズマの膜)」と呼びます。
プラズマメンブレンは、タンパク質でできています。
私たちの体は、炭素(C)を中心に構成しているので、炭素を中心に、原子の大きさでプラスかマイナスかと傾き方が決まっています。酸素(O)は炭素(C)にくらべてマイナスに帯電、窒素(N)は炭素(C)に比べてプラスに帯電します。そのために、分子内で極性がはっきりしていて、並べると内側がマイナス、外側がプラスと決まっているのです。
そして、この中ではプラスとマイナスを電子(e-)ができて振動しています。生命プラズマを簡単に解説すると、電子(e-)の振動になります。
3.教科書にもテストにも出ない、水素の正しい形
私たちの体の構成は6~7割水、その形は?
私たちの体の6割~7割の水でできています。水の化学式は、H₂Oで、酸素(O)が水素(H)ふたつと、電子(e-)を共有している共有結合になります。
イメージ的には、下図の左側のようなイメージです。しかし、実際には右のようにほとんど真球に近い状態です。炭素と水素を比べると圧倒的に水素が小さいのです。
最小原子「H(水素)」の正しい認識
世界で一番小さい分子、水素原子を私たちはおそらく、電子(e-:エレクトロン)一個に原子核(プロトン:P)一個と学びます。理科で習ったことは、イメージ的には下図のように、ドーナツ状な感じでしょう。
これがまず、現在確認されている科学認知と違います。電子(e-)は物質ともエネルギーともつかず、プロトン(P:原子核)の周りを雲状に覆っている状態です。この状態で、電子(e–)は「一つ」です。
ただ、プロトンも電子(e–)もこれが正確に何か、というのは科学的には分かっていない状態です。
さらに、水素電子は、中心の原子核を太陽に見立てると、電子(e-)は太陽系の再外角と一緒です。
ですので、すべて分子レベルで見ると、私たちは、実はすき間だらけなのです。
分子内極性が仲間を引き付けている
分子は、ひとつでいるときには電気的に中性を保っています。しかし、分子が集まり液体や固体になるときには分子の中に電気的な偏りができて分子同士がくっついています。プラス・マイナス・プラス・マイナスと磁石のようにです。
H₂O という分子は、水素が電子(e-)を手放す原子でプラスに偏りやすく、酸素が電子 (e-) を受けとる原子でマイナスに偏っりやすくなっています。
このとき、分子内にできる電気的な偏りを分子内極性といい、偏った状態をイオンと言います。電子が過剰か欠損している状態をイオンと言います。分子が形をたもったままぺたぺたと電気の力で結合していくのを、イオン結合と言います。
H₂O分子が、液体の水の状態になるときには、プラスマイナスプラスマイナスとつながって分子量が360(水素を原子量1としている)以上になったくらいで液体の状態になります。
最小限の分子集合体をクラスターと呼びます。たまに「クラスター1」の水と販売されている例がありますが、それが本当なら、蓋を開けた瞬間にどうかなります。
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