住宅街に咲く樹の花、オリーブさん
おや、オリーブもお花が咲くのか、と。
5月は樹木の木の花のシーズンにでした。常葉樹のお花は基本的に小さく、気づけばこっそり咲いている感じがします。
オリーブさんは、もっさりと小さなお花が咲く。小さいお花を見つけたときにはほっこりします。ちなみに、オリーブにはメスの木とオスの木があります。お花が付くのがメスの木です。
ノアの箱舟やギリシャ神話にも登場する
花言葉:「平和」「知恵」
旧約聖書の「ノアの箱舟」に出てきます。神が人間たちの悪行に起こり、洪水を起こそうとします。ノアは「神とともに歩んだ正しい人」であったため、箱舟づくりを神に命じられ、動物のつがいと家族を避難させます。
洪水が起こって40日後にノアは鳩を放ちます。一度は何もなく帰ってきましたが、その7日後、再び鳩をはなつと、戻った鳩の口にはオリーブの若木が加えられており、洪水が収まったことを知ります。また7日後に放つを鳩は帰ってこなかったので、土地に平和が訪れたことをノアは確信します。
そこから、オリーブは「平和」の象徴になります。
ギリシャ神話でも、オリーブは登場しています。都市アッティカの主権を女神アテナと海神ポセイドンがあらそっていました。それを見ていた全能神ゼウスが決着をつけようと「何か人の役に立つものを贈りなさい」と言います。
ポセイドンは戦いに役に立つ「馬」を贈り、アテナは「オリーブ」を贈り物にしました。オリーブの実は食用油にもなる実が取れます。
結果、人々はアテネの「オリーブ」を選び、都市の主権はアテナになり、アッティカ都市の名前が「アテナイ」になります。オリーブには、食事から薬までさまざまな知恵が詰まっています。
庭先に植えられたオリーブさん
このオリーブさんは、家庭円満の意味もあるとか。
わりと「考えて」物を選ぶ傾向の多い、阿佐ヶ谷に住宅を構える人にはピッタリかな、とも思いました。