ふたたび、勉強会
プラズマにかかって 1年くらいたったころ、私にプラズマ療法を伝えてくださったOさんが独立されてプラズマのサロンを開いきました。それで、開発者の先生を招いて勉強会を開くというのでお伺いしました。
当時の私は、定期的にプラズマにかかる期間は過ぎた後で、ときどき思い出したかのようにプラズマパルサーにはかかって、ほっこりしていました。その時一緒にかかったプラズマウォーターは飲んでいて、調子は地味に上向きになっていきました。
とりあえず、そうしたプラズマ療法の内容の本質は一度では理解はできないのは当然で……とも思って、にっこりと勉強会に参加しました。
癌は、「個」を守るの最終手段
遺伝子学的に見ると、癌は個を守るための最終手段になります。
まず、私たちは複合生命体で死を持つ生命体なので、死と老化を持ち合わせます。
意外かもしれませんが、地球上の生物の8割は死を持ちません。単細胞は構造的な死はありません(物理的につぶれるとか、焼けたりするとか環境の変化による死はあります)。
細胞Aが分裂してA1、A2になっても、A1、A2は両方生き残ります。
私たち人間は多細胞生物ですから、鈴木さんが分裂して鈴木さん1号2号とか、それからさらに分裂して1号2号3号4号などと、分裂のたびに増えていくと困るわけです。
生命体として「個」を守るため、細胞Aが分裂しA1もA2も生き残るようになりません。A1は自死(アポトーシス)する機能があります。(ミトコンドリアは死をもって、細胞の統率もしています)。
自死を意味する、アポトーシス(apoptosis)は、ギリシャ語のアポ(apo)「離れて」とポトーシス(potosis)「落ちる」で「枯れ葉が木から落ちる」という意味の合成語です。枯れ葉が木から落ちるのはアポトーシスです。分かりやすいものでは、オタマジャクシがカエルになるときに尻尾がだんだんなくなっていくとか、赤ちゃんがお母さんのおなかの中で、最初は水かきがあるような手指が、だんだんはっきりと指の形が作られていくのも、アポトーシスです。
私たちの細胞が細胞分裂するとき、遺伝子DNA( デオキシリボ核酸 )は二重らせんを解き、RNA(リボ核酸)に分裂します。そこから一鎖を新しくコピーしてDNA再合成します。この時にどうしてもコピーミスが起こるのです。人の機能は便利なことに、コピーミスを補うため、DNA修復遺伝子16,000bp(塩基対:連結)遺伝子の上下にランダムに置いてありコピーミスしたら修復するようになります。ただし、修復遺伝子には限界がありコピーミスを繰り返し5,000bpに減るまで使うとコピーができなくなり、最終的に死にいたります。
小さなコピーミスが多く機能が低下するのが、慢性疾患の病気です。慢性の肝臓病などは、ここに入ります。
分かりやすいコピーミス例ですと、年を取ると一本だけひょろっと出てくる「ジジ毛」や、眉毛もときどき長くなってしまうことがありますが、それは、機能的に抜けることを忘れるというコピーミスがあるのです。
また、何らかの大きなストレス(最近では放射能の影響もあります)で、一挙に大量のコピーミスが生じる場合があります。そうすると、修復遺伝子は間に合わなくなってしまいます。物理的に穴が開いて「個」を維持できなくなるのです。そのときに細胞は「宿主」の言うことを聞いていれば自分たちも死んでしまうと、昔の自分たちを思い出し「新生物」になるわけです。これが、癌化の一つの流れです(癌は細胞上での危機的状態なので、他にも複雑な癌化の流れがあります)。
表だって医師が説明しない、がんの手術の重要なこと
「医師で説明をする人はほとんどないのですが、手術するような麻酔をかけたとき、人間の体がどうなるかというと、1月間免疫が不全になるので、その間に癌は転移するんですね」
もともと、麻酔が専門の田丸さんはそう言われました。実際、私の周りでも手術後に転移された人は多いです。
臨床にプラズマパルサー及びプラズマウォーターを使っている元・国立がんセンター東病院外科医長の島村善行さんが(島村トータル・ケア・クリニック院長:2014年当時)、自分が執刀したがん患者さん6,000人について、術後10年後どうしているのか調べました。すると、驚いたことに全員亡くなっていたそうです。
その後、島村さんは自らの治療方針を考え直しクリニックを開設しました。
そもそも、癌の治療方法は二つの方向性
がんの治療方法としては、二つの方向性があります。
ひとつめが、組織殺傷法。
癌自体を取り除いて、体をよくしていこうという療法です。手術、抗がん剤、放射線治療はこちらに入ります。
ふたつめが、組織活性法。
これは、細胞自体を強くして免疫をあげ、がんを改善していこうという方法です。温泉療法、温熱療法、食事療法、免疫療法などもこちらに入ります。プラズマ療法も、ミトコンドリアを活性化して免疫をあげていく療法なので、こちらに入ります。
以前は、病院でも一人一人にあわせ、食事療法や温泉療法が選択できました。現在は、組織活性法の方向の治療は民間療法としてみられていないのが現状です。ただ、確かに民間療法では、これと言った客観指標を持ち合わせないことも多く、ピンキリなのは事実ですが。
医師はなぜ「がん」というと 「手術、抗がん剤、放射線治療」 執拗に言ってくるのか
ことに「がん」と診断しされて、即座に医師に勧められるのは「手術、抗がん剤、放射線治療」です。ほぼ、問答無用と言ってもいいと思います。
2007年に制定されたがん基本法というのがあるからです。標準治療として「手術、抗がん剤、放射線治療」しか指定しておらず、これに従わない病院は指定病院の取り消しを受けるなどの措置を受けます。
そもそも医療というのは、患者ひとりひとりにつき別々の治療方針があってしかるべきなのです。それが、十把ひとからげに法律で定められているのですから、ベルトコンベヤー状態に患者を運ぶことになってしまう可能性は十分にあるでしょう。法律に明記しておき罰則規定を設けておくと薬を使わざるを得なくなります。確証はありませんが、製薬会社との利権が絡んでいる、と思わざるを得ません。
最近の悪質なケースでは、患者が三大療法を断った場合、その患者が他の治療、たとえば輸血なども受けられないという病院もあります。
しかし、それを脇に置いていても、日本のがん治療は、とても遅れている状態です。そして困ったことに検査機器だけは、トップクラスのようですが。
がんと一口に言っても
医療系雑誌の編集さんによると「がん」と「癌」の表記の認識は実は違うとのことでした。
「がん」は、その後「癌」になるかもしれない良性腫瘍なども含めた表現で、
「癌」は、本当に硬い癌組織、悪性新生物です(癌の種類によっては、動く癌もあります)。
前述の島村医師のようなベテランであるなら、触診で悪性と良性を間違うことがないのですが、若い医師の場合、注意が必要です。
実際にプラズマ療法の現場でったことです。
ある大学病院から、セカンドオピニオンで来た患者さんがいました。がんだと診断され手術を受け、人工肛門になります。調べると、腹の中に尿が漏れていたんです。さらに、厳密に調べるとそもそも癌ではありませんでした。
しかし、むだな手術を受け人工肛門になり、腹の中に尿も漏れています。
「ホッとしたが、これは(自分の体を)どうしたら良いんだ?」
結局、この患者さんは三か月で亡くなりました。医師の誤診でした。それは大学病院での誤診です。
患者としての大事な事は病院で「がんだ」と言われたら、凹まずに病状をまず正しく把握する必要があります。セカンド・オピニオン、サード・オピニオンまでは普通に意識しておく必要があるでしょう。
◇協力サロン◇
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