さて、童謡日帰りツアー千葉の、午後最後に尋ねたのは「月の沙漠」記念館がある御宿町です。
「月の沙漠」の沙は、サンズイ
童謡「月の沙漠」は、画家の加藤まさをが歌詞を担当しています。記念館そばの浜辺には、月の沙漠の唄の中の登場人物である王子様と王女様の像があります。こころなしか、加藤まさをの書く人物の顔立ちに似ている気がします。
ちなみに「月の沙漠」の砂漠は、「沙」と書くのですが。「サンズイ」なので「水がすくない」。
または、10の52乗(56乗と言う話もある)数の単位を「恒河沙」といいますが、ここから取ったという説もあります。
また、「恒河沙」 は仏教用語でも があり、「 恒河 」はガンジス川のサンスクリット語の「ガンガ」を表し「沙」は砂、ということで「ガンジス川の砂」となります。これは、無限の数のたとえとして仏典にもあるようです。
「月の沙漠」のモチーフは
加藤まさをは結核を患ったことがあり、その時に療養していたのが御宿でした。この歌ができて「月の沙漠」のモチーフになった「砂漠」はどこだと、鳥取砂丘じゃないかとか、静岡ではないかとか、いろんな説が出ています。
童謡歌手の川口京子さんが、本人に「あれはどこがモチーフになっていたんですか」と聞いたことがあるそうで。ご本人の答えは「本当に、月にある砂漠だ」とおっしゃていたようです。ロマンを感じますね。
リアルに考えるのでなく、創作の世界を楽しんで歌う
たとえば、実際の砂漠では、お水を入れる甕を鞍につけておくと沸騰して触れなくくらい熱くなります。ですので、水は皮でできた袋に入れて運び、甕に水を入れて運ぶことはありません。
また、王子さまと、王女様が二人だけで砂漠を渡すというのは本当に危険だったりと。検証をすると、いろいろと不思議はあります。
しかしここは創作ですから、物語の世界を楽しんで、歌を味わいたいですね。
「月の沙漠」
作詞 加藤まさを 作曲 佐々木すぐる
1.
月の砂漠を はるばると
旅のらくだが 行きました
金と銀との くら置いて
二つならんで 行きました
2.
金のくらには 銀のかめ
銀のくらには 金のかめ
二つのかめは それぞれに
ひもで結んで ありました
3.
先のくらには 王子さま
あとのくらには お姫さま
乗った二人は おそろいの
白い上着を 着てました
4.
ひろい砂漠を ひとすじに
二人はどこへ いくのでしょう
おぼろにけぶる 月の夜を
対のらくだは とぼとぼと
砂丘を越えて 行きました
だまって越えて 行きました
お土産を買うところは、直前に変更に
「海産物が買いたいわ」
そんな希望に合わせて、当初お買い物予の定地は「道の駅」だったものを、全力で海産物がお買い物できる場所に変更に(笑)。30分くらいまったりしました。
帰路は、ちょうど大相撲の時間でしたので、車内のテレビでしっかりと、トランプ杯授与をみんなで見ながら東京へと帰りました。