通学も電車で
東京の移動は、基本的には電車。
子供たちも電車で通学。
朝は、サラリーマンの出勤時間のピークより若干早く、
彼らの姿があります。
サラリーマンの出勤時間のピークより若干早く、早めに出ると彼らの姿があります。ときどき、満員電車の中でぎゅうぎゅうなのに、変にかしこまっている大人の様子がおかしくて、それがツボになって笑っている中学生の女の子のグループとかいます。
そんなこんなで、とある夏の午後、総武線で移動してたら、ちょうど小学校の下校時間とかち合ったみたいで、ランドセルと肩掛け鞄を抱えた女の子が乗り込んできました。
大きな荷物を抱えて、 私の斜め左前にちょこんと座ります。
ところで、いつ落ちた?
本は読んでいるところまで指が挟んであるから、多分、読みながら電車を待ってたのね。
それにしても、ずいぶん古いハードカバーの児童書。
多分、学校の図書館で借りたんだろう。帰りの電車で一冊読むから、二冊目の読む準備をしている感じかな。
そうして、気が付いたら、
本を抱えて寝落ちしていました。
座って、5分とかからなかったと思います。
……とりあえず、とっても眠かったんだね。
1人のところを見ると、
お友達と一緒にいるより、ひょっとして
本を読んでいるのが落ち着く子なのかな、とも思うのだけど…。
周りの反応は…
「めっちゃ寝すぎ…」
私の隣に若いカップルが座っていて、その男性が思わずつぶやき、寝落ちた女の子の隣に座っていたサラリーマン風のおっちゃんは、こころなしか、そおっとしている感じでした。
…寝過ごしてないと良いのだけどなぁ。
と、私は思い切り心配してたりした、
東京のとある午後でした。